シチリアにも黒豚がいます。
場所はメッシーナ。ネブロディの山に昔から黒豚が住んでいて、ここでも黒豚のハム、サラミ類を作っています。
行って見たいなとずいぶん前から思っていましたが、なかなか実現しませんでした。
カターニアからメッシーナは何度かレンタカーで行った事があって、なんとなく知っているつもりでしたが、電話して訪問をお願いすると、カターニアから2時間??という事。カターニアーメッシーナ間って1時間と思っていたけれど、、、やっぱりきちんと地図を見ておくべきだった。。。メッシーナ県ではあるけれど、メッシーナから山方面に1時間。思ったよりずっと遠かったのでした。
黒豚農場を持ち、ハムをつくっているジェコモさんと11時に待ち合わせして、豚を見せていただきました。
通常は放し飼いだけど、私に見せるために豚を移動させてくださったらしい。有難うございました。
顎の下に帯状に垂れ下がった肉があるのは、パルマの黒豚と同じ。でもパルマの黒豚と比較するとかなり小型です。1頭100kgだそうです。パルマの黒豚は170kg以上にもなります。
ジャコモさんは、約100h(内60hはどんぐりの山)の養豚場(とはいえ、山の放牧です)を持っていらっしゃいます。どんぐりは豚の大好物です。
ネブロディの黒豚は約2000頭以下。その中の500頭をジャコモさんがお持ちです。
もう直ぐ出産というこんな豚も居ました。
短時間で帰らなければならないので、豚はここでおしまい。山に行くのにここからさらに1時間位かかるそうです。(残念)
この豚たちで出来たハム、サラミ類を売っている直販所が側にありました。
サラミ。
コッパ、パンチェッタ。
このプロシュトが美味しかった~~!!熟成期間約20ヶ月。すっごく甘くて。塩分を感じない!!
ジャコモさんのところでは、プロヴォラチーズも造っていらっしゃいます。
そして、珍しいリコッタ・サラータとよばれるリコッタを塩付けして8ヶ月太陽の下で乾かしたもの。そしてリコッタをオーブンで焼いたリコッタ・アル・フォルノ。
左がアル・フォルノ。右がアル・ソーレです。
商品を見せていただいたら、大急ぎで工場に連れて行っていただきました。
明日に続く。。。