昔は農家では豚を飼っていて、1年に1回殺して全ての部分の肉、そして血液まで全てを食べていたそうです。
ノルチーノと言われる豚を殺して、解体する職業もありました。
ノルチーノが籠に入れて持ち歩く職業道具はパルマハム博物館に展示されています。(博物館はまたの機会に、、、)
今では家庭で豚を殺すと言うことはなくなってきてしまい、お肉屋さんすらスーパーにお客様を吸い取られ、数少なくなってしまうという寂しい状況になってきています。
そこで、パルマの郊外マイアティコという町にあるレストラン「ラ・ブラーチェ」で豚特集の教室が開かれました。
このレストランでは毎年お料理教室を1年を通して開催しているのですが、その中の1回を豚特集と言うことで、なんと!!豚1頭を捌きました。
グロテスクとか、生き物をころすのは、、、という気持ちももちろんない訳ではないですが、やっぱりこの街の文化。ここの文化は豚なしでは語れません。それを知るためにも豚にさわり、かかわり続けていきたいと思います。
肉の部位を勉強し、生徒全員が自らの手で、サラミ、サルシッチャ、を作り、
お昼は捌いた肉のバーベキュー。
チッチョリという油を抜いた肉のスナックを作ったり、(鍋で5時間以上かけてゆっくりと油を抜いていきます)
アツアツのチッチョリはまた格別!!でした。
朝8時から16時まで、最後は自分の手で作ったサルシッチャをお土産にいただいて帰りました。