私の家は、パルマチェントロ(中心)から南へ約10km、丘の裾野にあります。
シーズンにはマウンテンバイクで、サラ・バガンツァの森を走るのですが、そのマウンテンバイクコースで通る道に1軒のレストラン、ステーキハウスがあります。
La Brace(ラ・ブラーチェ)。シェフのアウグスト・ファリノッティさんは、伝統料理を伝えるお料理のコースもしていらっしゃいます。
ブラーチェとは、イタリア語で炭火を意味します。ステーキ等炭火で焼いたお料理がメイン料理のメニューには多いのですが、前菜や、パスタも丁寧で食材を選び、私のお気に入りのレストランです。
この日、私達が選んだのは、
クラテッロ。フランスのノルマンディーのバターを付けて頂きます。
バターとクラテッロがとろっと口の中でとろけて美味しい。
プロシュット・ディ・パルマとフェリーノのサラミ。
パルマではほとんどのレストランがそれぞれのハム工場と契約をしていて、シェフが自ら工場で何キロの何か月熟成と指定して購入しています。工場には、そのレストラン用のハムとして熟成されます。ですからハムの美味しいお店は素材選びから徹底しているので、だいたい信用できます。
そして、白トリュフのリゾット。
計りに乗せられ、重さを測って、
好きなだけ削って、頂いたぶんのトリュフ料金を支払います。
ウンブリア州で採れた白トリュフでしたが、ちゃんと香りがして美味しく頂きました。(イタリアでは白トリュフはピエモンテ州アルバのものが有名ですが、ウンブリア州、トスカーナ州、そして、パルマ近辺でも採れます)
そして、メインに頂いたのは、
アメリカ産野牛、バイソンの炭火焼。
柔らかくて、野牛という臭みもまったく感じない本当に美味しいお肉でした。
ワインはハムとトリュフ、ステーキというお料理でしたので、1本に絞れない。。。
そこでオーナーがサービスしてくださったのは、前菜のハムにはフランチャコルタのスプマンテ、ロゼ。トリュフとステーキには、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノを好きなだけ!!
お料理によって、ワインをボトルで頼まずにいただけるこういうサービスも嬉しいものです。