ボローニャの見本市パスタトレンドで訪問した3番目のパスタ職人は、エッグパスタのsupinosi氏。
日本では伊勢丹で手に入ります。
彼の最初の一言”Scusatemi se sono rimasto in dietro"「古式でごめんなさい」
「この一言がこの会社の全てを表す。」とおっしゃっていました。
今でも卵を手で割って、パスタを作っているそうです。
「レストランで飲むワインにワインメニューがある。スピノージのパスタ、どこどこのパスタ、、、、とパスタにだってパスタメニューを作ってもよいのではないか。」と語るヴィンチェンツォ・スピノージ氏。
卵を使ったパスタはエミーリア・ロマーニャでは頻繁に使われます。
たとえばタリアテッレ・アル・ラグー(ボロニェーゼ)などは、典型的なエッグパスタを使ったお料理です。手打ちをする場合が多いですが、スピノージのように、乾燥パスタとしても売っています。
こちらは、1933年より現在3代目でパスタを作っているそうです。
こちらで頂いたパスタを食べてみました。
パスタの味を分かるにはシンプル!!ということで、
釜揚げではないですが、これにオリーブオイルとパルミッジャーノをかけて頂きました。
うーん。普段に食べているパスタと変わりないように思いました。
もちろん自家製手打ちのほうが、美味しい。。。(これは私個人の意見ですが、、、)
なんだか、マーケティングがとてもうまいのは分かります。
私個人としては、最近マーケティングの勉強がさかんで、上手な売り込みに商品がついていっていないというのを結構感じます。(スピノージの事を言っているわけではありません。)
美味しいものを常に食べていないと、本物を見抜けない舌になってしまう。と私のワインの師匠は言います。
私は、イタリアの食をできるだけ良いと言われるものを選んで食べるようにしているつもりではあります。
でも、これからも食を追及して、、、もしかしたらそうすれば「スピノージは本物だ」と言えるようになるかも、、、。(ならないかも、、、)奥は深し!!