この週末は、またまたミズリーナで過ごしました。ミズリーナは、ドロミティにある小さな湖です。美しい風景で知られ、最近ではマイクロバスで来る日本人観光客もいるそうです。
この小さな村は、ジャンニが子供のころから毎年夏に3カ月滞在していた場所で、彼にとっては第2の故郷。四季を通じて、時間があればやって来ます。
この時期、アルペンスキーをするジャンニは毎週のようにスキーに行きます。3月から4月末までがアルペンスキーのシーズンだそうです。
いつもは私も後ろからついて行くのですが、今回はジャンニのスキー仲間と上級者コースに行くらしいので、私は山には行かず、この地方の食を巡る旅?に出ました。
そんな話をしていると、私たちの常宿、”スポーツホテル”のオーナーであるシニョーラ・マルタが「私も買い物に行くから、一緒に行きましょう。」と同行してもらうことになりました。マルタは82歳。昔はホテルのレストランのシェフでもありました。(今では継ぐ人がいなく、レストランはしていません。)まずはチーズを買いにモンドラッテ(ミルクの世界)という乳製品屋さんに行きました。ここでは山でとれる乳からチーズを作って販売しています。
裏ではチーズを作っていて、見学することもできますが、ちょっと遅い時間(10時ごろ)だったので、ほとんど終わりかかっていました。2階にはチーズ博物館になっていました。マルタが、「いつも来てるのよ。ちょっと見せてね、、、。」と言うと、入場料なしで、特別に入れてくれました。(ラッキー!!)中には、
この測りは最低でも200年は前のものね。とマルタ。
これは生クリームをとる道具。牛乳を入れて、浮かんだ生クリームが取れるようになっています。
これでバターを作ります。パルマでもこの道具は使われていました。
出来たバターをこれに入れると、、、ちょっと素敵じゃないですか!!
これ、何だと思います?実は、
放牧される牛の中に、レジーナ(女王牛)がいて、その牛に付けられるのです!!
博物館を出て、ドビアッコという町の名前の付いているチーズと、山のバター、ここから15分ほどのところにある町、モーゾで取れる放し飼いの鶏の卵を買って帰りました。
チーズは、トースト型です。フライパンで焼いて食べると、とろーりっと美味しいです。